往年のアイドル初主演映画4本 9月6、7日に高田世界館で上映

新潟県上越市本町6の高田世界館は2014年9月6日(土)、7日(日)の2日間、往年のアイドルが初主演した映画4本を35ミリフィルムで上映する。上映協力費は1作品500円、4作品1500円。

上映する映画は、山口百恵主演の「伊豆の踊子」、松田聖子主演の「野菊の墓」、原田知世主演の「時をかける少女」、宮沢りえ主演の「ぼくらの七日間戦争」の4本。いずれも初主演映画で、10代の初々しい姿を見ることができる。いずれもカラー作品。本年度の優秀映画鑑賞推進事業として開催される。

9月6日の上映は「時をかける少女」が午前10時、「野菊の墓」が午後1 時、「伊豆の踊子」が午後3時、「ぼくらの七日間戦争」が午後5時。9月7日の上映は「ぼくらの七日間戦争」が午前10時、「伊豆の踊子」が午後1時、「野菊の墓」が午後3時、「時をかける少女」が午後5時。

関連企画として、9月6日(土)午後5~7時には、本町6の高田小町で映画監督の森田惠子さんと、映写技術者で文筆家の荒島晃宏さんによるトークショー「映画のてざわり ~フィルム上映のゆくえ~」を開催する。料金は無料。終了後には二人を囲んで懇親会もある(実費)。

問い合わせは同館の岸田さん090-2562-4475。

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【伊豆の踊子】 ノーベル賞作家、川端康成の小説を原作にした「伊豆の踊子」は、戦前戦後を通じ、田中絹代から吉永小百合、内藤洋子などが主演し計6作品が撮影されている。本作は当時アイドルだった山口百恵が初主演し1974年に公開された。映画公開時、山口百恵は15歳だった。川島(旧制一高生)役は、現在の夫の三浦友和。

【野菊の墓】 松田聖子の初主演作品「野菊の墓」は1981年に公開された。映画公開時、松田聖子は19歳だった。伊藤左千夫の同名小説を原作とした3回目の映画化だった。

【時をかける少女】 筒井康隆のSFジュブナイル小説が原作で、4回映画化された。原田知世主演の今作は記念すべき1作目で、1983年公開。映画公開時、原田知世は15歳だった。タイムスリップ物のラブロマンスで、メガホンをとった大林宣彦監督の代表作「尾道三部作」にもなった。原田知世は、第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。

【ぼくらの七日間戦争】 宗田理の小説を原作にした「ぼくらの七日間戦争」は、宮沢りえの初主演作として1988年に公開された。管理教育に抑圧された中学生が、学校教師や大人に「戦争」を挑むというストーリー。映画の公開時、宮沢りえは16歳。
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