上越市内で還付金詐欺続発 1日で3人が合計175万円被害

上越警察署によると2014年7月17日、上越市内で市の職員をかたる医療費の還付金詐欺の電話が相次いだ。60~70代の男女3人がだまされて合わせて約175万円をATM(現金自動預払機)から犯人の口座に送金させられた。市内では14日にも70代女性が還付金詐欺で約100万円を送金させらており、警察では注意を呼び掛けている。

同署によると手口は、市役所健康福祉課や社会福祉課を名乗り「医療費の過払い金の返還期限が今日になっている」などと言い、社会保険事務所の番号と称する電話番号や受付番号を伝えてくるという。その電話番号に電話すると「近くにATMのあるスーパーがないか」と言い、携帯電話を持たせてスーパーのATMに誘導する。ATMの前で携帯電話で電話すると「手続きを教える」などと言ってだまし、ATMを操作させて送金させる。

スーパーのATMに誘導する手口が特徴的(写真はイメージ)
ATM_S

この手口でこの日だけで、60代女性が100万円、70代男性が50万円、別の70代男性が25万円を送金させられた。

同署は「医療費などをATMを操作するだけで還付することはない。だまされないように注意してほしい」と呼び掛けている。

◇上越市で医療費還付の詐欺電話相次ぐ 100万円送金する被害も(2014年7月14日)
https://www.joetsutj.com/articles/52091037