新潟県は2022年3月9日、発熱などの症状で新型コロナウイルスの感染が疑われる人のPCR検査を行う上越市内の「地域外来・検査センター」で、検査結果が「判定不能」だった受検者1人に対し、誤って「陰性」と通知したと発表した。県は受検者に謝罪し、検査センターの運営委託業者「新宣」に再発防止の徹底を指導した。
県によると、同センターが判定不能を陰性として通知システムに登録したことから、8日に受検者に誤った結果の電子メールが送信された。同日、センターから連絡を受けた上越保健所が受検者に連絡し、受検者は9日に再度、検査を受けた。マニュアルでは検査結果は全て複数人でチェックすることになっているが、判定不能については徹底されていなかったという。
委託業者の新宣は2月にも、運営する県内の他の二つのセンターで計3件、誤った検査結果を受検者に通知するミスがあった。