ローソンが上越市木田に謎のプレハブ店舗 売っているのはたばこだけ

新潟県上越市木田2の通称上越大通り沿いの空き地にこのほど、プレハブ店舗がぽつんと建った。「たばこ」と書いたのぼり旗には大手コンビニエンスストア「ローソン」のマークが付いている。なんとも不思議なこの謎のローソンを取材した。

上越市木田2のプレハブ店舗
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店を訪ねたところ、店内には1人の女性店員がいた。売っているのはたばこだけ。品揃えは8銘柄程度と少ない。女性に聞くと客はまったく来ないという。店は6月21日にオープンし、7月5日まで営業するという。

ローソン新潟支店によると、この場所にはローソンが新店舗を出店する予定で、7月から工事に入り、9月のオープンを目指している。このたばこ販売店は、工事に入る前まで営業しているという。

たばこしか売らず、しかも客も来ないプレハブをあえて出店するのはなぜなのか聞いたところ、ローソン新潟支店の担当者は「建物の建設はこれからだが、たばこ販売の免許があるので販売している。それ以上は説明しようがない」としていて、この店を出店した理由は判然としない。

そこで、コンビニの新規出店などに詳しい関係者に聞いてみた。
 関係者によると、たばこ販売店を出店するためには財務省の許可が必要で、開店と同時にたばこを販売したいコンビニは早めに許可申請をすることが多い。早めに許可申請すると、開店日より数か月前に許可が下りてしまうことがある。この場合、許可が下りた時点で何らかの店を構えて販売する必要があるという。関係者は「今回のプレハブ店舗はおそらくそういった事情なのだろう」と推測している。

ローソンのプレハブ店舗の営業時間は午前9時から午後3時まで(正午から午後0時45分までは休憩のため閉店)。定休は土日曜。


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