下門前に温泉2本目湧出 福祉や医療に活用へ

新潟県上越市下門前で温泉を活用した福祉のまちづくりを目指す「くびき野温泉開発」(丸山隆志社長)が掘削していた2本目の温泉が湧出した。同社が営業している天然温泉の銭湯「門前の湯」に隣接した場所で、丸山社長は「福祉や医療、マンションなどさまざまな方々と協力して、福祉のまちづくりに活かしていきたい」と話している。

湧出した温泉
温泉よこ

同社は地域住民と企業が出資して2003年に設立した会社で、1本目の温泉は2004年に湧出し、門前の湯に使っている。11年の東日本大震災後、湧出量が若干減ったことから、昨年7月から2本目の掘削に着手し1500mまで掘り進み温泉が湧出した。

湧出量は1本目の3.5倍の毎分215リットルで、1本目の減少分を補って余りある。

2温泉

丸山社長は「銭湯だけは使い切れない量のお湯が出た。具体的な計画はこれからだが、いろいろな方と協力して、高齢者が施設に入らず楽しんで暮らせる本当の福祉が実現できるように取り組みたい」と話していた。

お湯が温泉として活用できるのは今年5月にごろになる見通し。

くびき野温泉開発のホームページ http://www.kubikino.co.jp/