直江津にレンタルのゲオ 9月下旬OPEN

DVD・CDレンタル大手のゲオは2012年9月下旬、新潟県上越市五智1に同市内3店目となる直江津店をオープンする。場所はイトーヨーカドー直江津店から上越大通りを挟んだ西南側で、セブンイレブン五智1丁目店北側のヌノヤ上越直江津店跡。

開店へ向けて改装工事中のゲオ直江津店
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ゲオは、上越市内には上越高田店(高土町1)と上越インター店(富岡)の2店があり、直江津店が3店目。ほかに、妙高市内には新井店(中川)、糸魚川市内には糸魚川店(寺町3)がある。

直江津店ではCD、DVD、コミックのレンタルやゲームソフトなどを販売する。

【上越地域ビデオレンタル店小史】

上越地域でビデオレンタル店が出店のピークを迎えたのは1987年(昭和62年)。この年の1月24日、高田興業が経営する映画館「高田シネマ」「ムービータイム」が2億3000万円の不渡りを出して倒産している。レンタルビデオの普及とともに、映画館の魅力が低下したのも倒産理由の一つだった。

当初は地元資本のレンタル店が主流だった。まず、この年は先発の「ビデオハウスコスモ」が土橋に5店目をオープン。前年6月に書店と併設して北城町3にオープンしたばかりの「ビデオコスモス」が、向かい側に別棟を建設し9月にリニューアルオープン、当時最多の在庫5000本をほこった。この年は、さらに「Mb-1」が石橋と薄袋に2店を相次いで出店している。この年のレンタル料金は1泊2日で平均1本700円だった。

このほか地元の異業種も続々参入し、「こやま電気」は鴨島店にレンタルビデオ部門を新設し5月からスタートした。書店の老舗「春陽館書店」も6月から南高田店内で、本の宅配と一緒にビデオも回収する宅配レンタルを始めた。同様に春日新田の「ブックマートかきむら」も8月から始めたが、いずれも長続きしなかった。

その後は、2000年2月に平安堂上越店(木田2)レンタル部門廃止、2007年9月17日にMr.Books五智店閉店、2008年6月末にビデオコスモス閉店、2008年7月27日にムービータイム直江津店閉店など淘汰が進み、ビデオ、DVDレンタルは大手のツタヤ、ゲオ、ビデオ1の3強にほぼ集約された。

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