今年7月に新潟県上越市中央2にオープンしたコミュニティショップ「縁起堂」の「胡桃アイスの白玉あんみつ」(550円)が人気だ。海に流れ着くクルミを拾って食べたという直江津地区住民の思い出からヒントを得て開発したクルミのアイスを使っており、店の関係者は「満足のいくものが出せるように試行錯誤を繰り返した涼味」と太鼓判を押す。
縁起堂は地域振興などを目的に直江津中央商店街振興組合が企画し、7月にオープンした。あんみつの開発に携わった同商店街振興組合の理事によると、船見公園付近の海辺の住民は昔、関川に運ばれ流れ着くクルミを拾ったという。「クルミを拾って食べるのは生活の一部だった」と話す。
あんみつは開店当初からあるメニュー。同店オリジナルのクルミのアイス、手作り寒天、つぶあん、白玉、サクランボが入っており、生クリームと黒蜜が乗っている。冷たく甘いアイスに、クルミの風味と食感が良く合っており、アイスにかかる黒蜜が一層味を引き立てている。寒天は歯ごたえにこだわり配合を工夫して手作りしている。
火曜定休。営業時間は午前9時から午後7時まで。電話025-512-7178。
◇直江津にコミュニティショップ「縁起堂」オープン(2012年7月8日)
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