新潟県上越市仲町4に2012年7月24日、昭和初期の町家を改装した商業施設「伍郎八館(ごろはちのやかた)」がオープンした。町家の雰囲気を残した建物内に飲食店やギャラリー、レンタルルームを備えている。
町家再生を手がけたのは上越市中郷区在住の吉田徹夫さん(68)。知人から借り受けた築約80年の元桶屋を改装した。天井が高い吹き抜け構造をはじめ、窓や戸、柱など、建築当時からあるものをそのまま生かしたり加工して使っている。
建物は2階建てで、建築面積は約83平方m。1階入り口には立ち飲みスタイルのたこ焼き店「手前家」がオープンしているほか、共用スペースである吹き抜け空間はギャラリーにして、高田城下町の地図や昭和の写真などを展示。2階にはハイボールとスコッチが飲めるバーのようなギャラリー「にかい」が8月1日に開店予定。2階の和室はレンタルルームなどにする。このほか、1階に居酒屋などのテナントを募集している。
吉田さんは「出店をきっかけに仲町の活性化とともに、城下町高田のイメージを高めていきたい」と話している。
たこ焼き「手前家」は営業時間午後4時から午前零時。バー「にかい」はおおむね午後6時ごろから営業する予定。
施設は午後4時に開き、共用スペースで休憩したりできる。
テナント出店など問い合わせは吉田さん090-3142-9764。
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