暴風後に雨漏り 総合体育館10月まで使用不能

新潟県上越市は2012年4月26日、上越市総合体育館(木田1)のアリーナなどの使用を10月上旬まで中止すると発表した。市教育委員会体育課によると、市内各地で被害が出た4月3日の暴風により屋根の防水シートの一部が吹き飛ばされたことにより、その後の雨漏りが発生して天井や床板まで広範囲に被害が及んだ。

雨漏りしている総合体育館(2012年4月26日、クリックで全体表示)
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体育館の屋根には防水シートが張り巡らされているが、4月3日の暴風でその一部が吹き飛ばされた。その後の降雨で雨漏りが発生し、アリーナでは水の重みで畳1畳分ほどの天井材が50~60枚落下したほか、床板が反り返るなどの被害が出た。 

市は1億4687万円かけて復旧工事を実施することを決め、4月25日に復旧費の専決処分を行った。復旧工事期間中に使用を予約していた競技団体や市民には、体育課と体育館の指定管理者の上越市体育協会が順次、連絡している。

市総合体育館は1979年の建築で、昨年度は7万6405人が利用している。

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