辰年にちなみ出世魚のブリを使った竜（辰）田揚げの丼が2012年1月、新潟県上越市内の飲食店に登場した。同市西本町4の飲食店「鳥まん」が考案したもので、「天を駆ける竜のように運気上昇の年になってもらいたい」と同店は話している。
「ブリの竜田揚げ丼」は、上越地域や佐渡など日本海の荒海で捕れた新鮮なブリを使っう。ブリをあぶって香ばしさを出し、下味を付けて竜田揚げにする。下味にショウガ汁などを加えたことと、あぶったことでブリの生臭さを消す工夫をした。
上越産のコシヒカリのご飯の上に竜田揚げ３切れと、カイワレダイコンや白髪ネギ、ノリを載せてタレを掛け、さらに味をまろやかにするためレモンを添えた。
店主の荒納正晴さん（65）が昨年末から、辰年にちなんだメニューをと考え、このほど完成した。1月15日から提供を始めたところ、初日から予想を上回る数が出たという。
荒納さんは「昨年は東日本大震災などがあったが、今年が明るく誰にとっても運気が上がる良い年になれば」と話している。
価格はみそ汁と香の物が付いて750円。
