新潟県上越市の村山秀幸市長の公約の一つ、仮称・厚生産業会館建設に向けて有識者や市民からなる同会館整備検討委員会の初会合が2011年12月6日、上越市役所で開かれた。初回は、これまでの庁内での検討で示された7候補地を視察した。
2007年に廃止された厚生南会館(本城町)に代わる施設として、高田地区に建設する。音楽演奏ができるホールと老朽化した高田公民館(大手町)を合築した施設を想定しており、市ではこれまで庁内で検討した結果として7候補地を選定している。概算の建設費は11億円。
検討委は学識経験者や文化活動団体、商工団体、公募市民の合計10人からなり、委員長には上越教育大の赤羽孝之教授が就任した。建設場所やホールと公民館の機能や規模、駐車場の規模などを検討し、来年3月までに基本構想をまとめる。
初回は、次の7候補地(下の地図)を視察した。
1.高田駅前
2.西城町2の附属小西側
3.高田公民館(隣接する高田幼稚園を含む)
4.高田公園プール跡地
5.ソフトボール球場
6.教育センター
7.高田公園内の旧厚生南会館跡地
副委員長で市社会教育委員長の秋山三枝子さんは「久しぶりの箱物で市民の関心も高い。わずかな期間だが、わたしたちは追認機関にならないようしっかりとした目で検討したい」と話した。本格的な検討は来年1月に予定されている次回の委員会からとなる。
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仮称・厚生産業会館の候補地(2011年11月24日現在) を表示