市長公約の産業会館建設求め5団体が要望書

上越市の村山秀幸市長の公約の一つ、仮称・厚生産業会館建設について、市内の芸能団体4団体とJAえちご上越が2011年10月7日、村山市長に建設促進や施設内容について要望した。

要望したのは、上越市民芸能祭協議会、NPO上越市民謡協会、社交ダンス団体、上越交響楽団の4団体と同JA。

村山市長に要望書を村山市長に提出する芸能団体
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芸能関係の4団体は音響・防音設備が整い客席、舞台があるホールや社交ダンスのできる木製フロアなどを要望。JAは1000人規模の多目的ホールと会議室、調理室の併設などを求めた。

芸能団体の一人は「リージョンプラザで発表会を開いても車のない人は来られない。ぜひ交通の便のいい高田地区に一日も早く建設してほしい」と話した。

村山市長は2009年10月の市長選で、07年に廃止された厚生南会館(本城町)に代わる施設として仮称・厚生産業会館を高田地区に建設することを公約した。本年度は、全国での類似事例を調べる調査委託を当初予算で実施。11月には有識者などによる検討委を設置し具体的な場所や内容などを詰め、年度内には基本構想をまとめる考え。

今回のように建設促進を要望する団体がある一方、市議会では、公約といえども市民の意見を聞いてから建設の是非を判断すべきという慎重な意見も出ている。

村山市長は「検討委での議論と同時に市民にご理解をいただきながら、使い勝手のいいものになるよう議会と相談して進めていきたい」と話した。

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