頭なくなった毘堂の婦人立像 見つからず撤去へ

新潟県上越市は頭部が何者かによって破壊された市立五智公園の婦人立像を2011年12月2日に撤去することを決めた。婦人立像は上越市出身の近代彫刻家、滝川毘堂(1914~80年)が制作したものだが、頭部は依然見つからず、作者も亡くなっており復元もできないとして市は、毘堂の親族と相談した結果、撤去することにしたという。

頭部がなくなった立像(2011年6月撮影、クリックすると全体が表示されます)
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今年6月5日、立像の頭が無くなっているのを近所の住民が見つけ、市は上越警察署に被害届を出していた。立像は高さ約1メートル40センチ。石こうのようなものでできており、1950年代初めに都内の美術館で展示された。その後1970年代に市に寄贈され五智公園に設置されたというが、詳しい経緯は不明だという。

頭がなくなって以降、立像はブルーシートに包まれた無残な姿でたたずんでいるという。

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