振り込め詐欺100万円被害2連続 手口は同じ

「振り込め詐欺などの特殊詐欺撲滅強化期間」(2011年10月14日~11月30日)のさなか、振り込め詐欺で100万円をだまし取られたというケースが新潟県上越地域で、この1週間の間に2件明らかになった。いずれも手口は同じだ。

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2011年11月12日、新潟県警妙高警察署は妙高市居住の60代の男性からの被害届を受理。また5日前の11月7日には上越警察署が、上越市内に住む70代女性からの被害届を受理している。いずれも被害額はちょうど100万円で、手口も同じだ。今回の2件の手口は、次の通り。

  1. 長男(二男)をかたる男が「電話番号を変えた」と電話
  2. 長男(二男)をかたる男が「先物取引で借金をした」と再び電話
  3. 長男(二男)をかたる男が「100万円振り込んでほしい」と振り込み依頼の電話
  4. 被害者が振り込んでしまう
  5. 被害者が本物の長男(二男)と連絡が付き、被害に気付く

*電話の主は、60代男性のときは「二男」、70代女性のときは「長男」をかたった。また携帯電話の番号を変えた理由としては「迷惑電話が多いので」などとしている。

警察によると、上越地域では9月から振り込め詐欺とみられる電話が多数確認されている。今回の2件以外にもさまざまな手口があり(下の関連記事参照)、警察では注意を呼び掛けている。 

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◇「振り込め詐欺多発 手口巧妙、電話も相次ぐ」(2011年10月20日)
https://www.joetsutj.com/articles/51805775