レルヒ少佐にちなみ洋風の「スキー鍋」開発

日本に初めてスキーを伝えたオーストリア・ハンガリー帝国の軍人、レルヒ少佐になんだ洋風のスキー鍋が2011年冬、新潟県上越市内の飲食店にお目見えする。上越市の高田地区ではスキー板に見立てて長方形に野菜を切って、サツマイモを入れた郷土料理「スキー汁」が学校給食などにも出るほど親しまれている。今回は上越調理師協会など新たに「スキー鍋」を開発した。

スキー鍋は、2010年の冬から上越調理師協会(高木昭治会長)と県調理師会直江津協会(荒納正晴会長)が共同で開発を進めてきた。和風、洋風の2種類を検討してきたが、今回洋風に決定した。

スキー鍋には、上越でよく食べられている魚、メギス(ニギス)のつみれと、タラ、ニンジンなどスキーの板状に刻んだ野菜が入っている。スープはサフランとニンニクを入れたブイヤベース仕立て。

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今後、参加店を募って12月をめどに順次提供していく予定で、30店以上の参加を目標にしている。小鍋で出したり、大鍋で出すなど提供の仕方は各店次第という。

高木会長は「2011年はレルヒ少佐がスキーを伝えて100周年。地元の方をはじめ、観光客の方にもぜひ食べていただき体を温めてもらえれば」と話している。

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◇高田名物「スキー汁」の秘密 (レシピ付き)2010年2月8日
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