上越に惚れた新宿の名物ママ 初の地方公演

新宿歌舞伎町の小劇場「ゴールデン街劇場」のプロデューサーで、新宿しの芸能社を主宰する「しのママ」こと、木島三代子さん(70)が2011年11月上旬、新潟県上越市の浄興寺と高田世界館で11月19、20日に開くイベントのピーアールに上越市を訪れた。

上越での公演について「ぜひ成功させたい」と話す木島さん(11月6日・ホテルハイマート)
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2010年5月、今回浄興寺で公演するミュージシャン「Ky(キィ)」の2人が佐渡で公演した際に上越市を訪れ、芝居や音楽のプロモートの可能性を確認するため、浄興寺と高田世界館を見学した。

「良かったですね。お寺っているのは、お経がうまく響くようになっている。高田世界館も映写室まで見せてもらった。映画が始まるときのベルは、映画少女のころの昔と同じ音。ここも惚れました」と話す。

木島さんは、ゴールデン街で38年間営業する繁盛店「しの」の名物ママでもあり、酒と煙草の煙で鍛えられたドスのきいた絞り上げるような声は迫力満点。そして、歯切れのいい口調とすてきな笑顔、人の心をぐっと捕まえて離さない人間的魅力にあふれた人だ。

新宿しの芸能社では年3~4回、ゴールデン街劇場で公演を企画しているが、今回は初めての地方公演となる。「1年前から準備を始めた。今回は東京から50人のお客さんをバスで上越に連れて行く予定。地元の人と少しでも交流ができ、上越の良さを知ってもらえればうれしい。今回がうまくいけば、2年に1回ぐらい上越で公演したい」と話していた。

◇ゴールデン街劇場の公式サイト
http://www.geocities.jp/golden_gai_gekijou/


◆11月19日(土)午後6時から上越市寺町2の浄興寺本堂で開かれる公演は、フランスを拠点として活動する、仲野麻紀とヤン・ピタールのデュオ「ky」と、津軽三味線の二代目高橋竹山という、西洋と東洋のスリリングな異色の組み合わせだ。

◇Ky公式サイト(曲が聞けます)
http://trioky.free.fr/
◇二代目高橋竹山公式サイト
http://www.chikuzan.jp/

◆11月20日(日)に上越市本町6の高田世界館で行う活動弁士の坂本頼光さん、講談師の神田京子さんの公演は、午後1時開演。演目は坂本さんは「血煙高田馬場」(大河内伝次郎主演)、「チャップリンの霊泉」、「昆虫カメラマンの復讐」(人形アニメ)の3本。神田さんは、「講談アラカルト」。

◇坂本頼光公式ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/qfdsj940
 YouTube「ザザザさん」
http://youtu.be/gDZH9xCPoFo
◇神田京子公式サイト「京子喫茶室」
http://blog.kandakyoko.com/

◆料金はいずれも、前売り3000円、当日3500円。2公演の共通チケットは5000円となっている。問い合わせはK&P企画、025-520-5670。

tirasi