「オラレ上越」12月中旬オープンへ 協定締結

上越市富岡のウイングマーケット内に競艇の場外舟券売場「オラレ上越(仮称)」を設置する計画で、同市は2011年7月15日、競艇場を運営している東京都府中市と行政協定を締結した。順調に進めば12月中旬にオープンする予定。 平和島競艇場(東京都大田区)を運営する府中市の野口忠直市長と上越市の村山秀幸市長が上越市役所で、設置場所や営業日数などを定めた協定書に調印した。 行政協定を締結した平和島競艇場を運営する府中市の野口市長(左)と上越市の村山市長 20110715orare 今後は、府中市が警察との協議と、国交省への設置申請などの手続きを行う。上越市は建物を借り上げ、競艇振興センターが建物の改修工事をする。 オラレ上越(仮称)では、平和島競艇場のレースを中心に全国4、5か所のレースを中継し、舟券を販売する。施設の広さは約215平方m、来場者は1日370人程度で1日の売上260万円を見込む。年間売上は約9億円でこのうち2%に当たる1800万円が事務協力費として上越市の収入になる。また約30人の従業員について、上越市民を優先に雇用することが協定書に盛り込まれている。 オラレ上越の設置者となる府中市の野口市長は「多くの方々に親しまれ、地域振興に寄与できるよう関係者一丸となって努力する」と話した。