障害者がスタッフとして働くランチ店「おりづる」(新潟県上越市西本町2)が、同市本城にある上越地域振興局1階の食堂にも「高田店」をオープンした。ヘルシーな日替わり定食が1食430円(大盛りは540円)で、同振興局の裏口から入って誰でも利用できる。
「おりづる」は、障害者が自立した生活や就労に向けた準備の場にしようと2003年、西本町の民家で始めた。
県の出先期間である上越地域局の食堂は、昨年末から休業となっていた。障害者支援に役立てばと同局がおりづるに打診し、2010年10月から営業を始めた。
「高田店」には知的障害がある20代の男女3人のスタッフとボランティア計6人ほどで午前11時30分から午後1時30分の2時間営業している。味付けや調理、後片付け、会計をそれぞれ担当する。
メニューは野菜中心ですべて手作りの日替わり定食。上越地域振興局によると、単身者や女性らを中心に好評で、毎日利用している人もいるという。食堂は一般の利用もできる。営業時間は午前11時30分~午後1時30分。水曜定休。日替わり定食430円(大盛り540円)、ケーキ、コーヒー各110円。