上越市下門前に温泉付きホテル、来春オープン

くびき野温泉開発(丸山隆志社長)は2010年12月1日、上越市下門前にある天然温泉の銭湯「門前の湯」に隣接して、76客室を備えたビジネスホテル「ホテル門前の湯」を着工した。来年4月1日のオープンを目指している。

「ホテル門前の湯」の完成予想図
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「ホテル門前の湯」の建設地
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ホテルは銭湯の北側に位置し、延べ床面積約910平方m、3階建ての宿泊棟が2棟建てられる。シングルやツイン、和室といった客室のほか、1階には約20人収容の宴会場も完備する。ホテル宿泊者は無料で門前の湯が利用できる。

また宿泊棟と銭湯の間には、平屋建てで広さ226.5平方mのレストランが新築される。約60人が収容可能で、くびき野温泉開発では地元の食材を生かした郷土料理の提供を計画している。

工事はサトコウ(本社・上越市藤巻)が担当し、重量鉄骨を使い内装まで工場で一環生産し、現場ではユニットを重ねるだけで完成するユニット工法で行われる。完成後のホテル運営はホテルベストインを展開するベスト(本社・上越市石沢)が担当する。

地鎮祭で鎌を入れるくびき野温泉開発の丸山社長
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地鎮祭で丸山社長は「これまで温泉に来た人が休憩したり飲食するスペースがなく1年前から計画していた。温泉の利用者は地元が中心なので、低価格で利用できる施設にしたい」と話した。