紅葉「新名所」は事業費30億円の林道

上越市の高田市街地からほど近い場所に、紅葉の「新名所」があるのをご存知だろうか。3年前の2007年11月に全線開通した林道南葉高原線だ。ビンゴ沢大橋周辺では、赤や黄色などさまざまに色付いた山々を見渡せるほか、一面ススキに覆われた中ノ俣牧場全体を見下ろせるスポットもある。

ススキに覆われた中ノ俣牧場も見渡せる
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林道は同市後谷から中ノ俣に至る約12.6km。県が1988年から20年の歳月と、29億8800万円をかけて整備した。開通当時の県の説明によると、上越高田インター、南葉高原キャンプ場、中ノ俣、桑取地区を有機的に結び付ける重要路線に位置付けられ、周辺の森林整備と地域振興への寄与が期待されているという。

高田方面からは南葉山キャンプ場に向かう途中に表示があり、林道に入れる。まず最初に釜谷の滝が左手に現れ、しばらく進むと中ノ俣牧場を見下ろす場所に「記念広場」がある。また比較的標高の高いところでは直江津港までを一望できるスポットも多数ある。

道路の幅は5mできれいに舗装されている。自動車で通行できるが、冬期間は閉鎖される。林道の管理主体は上越市。

ビンゴ沢大橋からの景色(2010年11月4日)
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上の写真とは反対側のビンゴ沢大橋からの景色(2010年11月4日)
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ビンゴ沢大橋
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案内板のある記念公園
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釜谷の滝
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↓林道南葉高原線への行き方は次の通り(地図)

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