昨冬の異常降雪教訓に除雪基準見直し

上越市は昨冬の短時間の異常降雪や地吹雪により道路で立ち往生する車が出るなど市民生活や経済活動に影響が出たことを教訓に、本年度は道路除雪の基準を見直す。救急指定病院の周辺などを「重点路線」に指定し、短時間でのゲリラ的な異常降雪の際でも24時間交通を確保することを明確化したほか、これまで明確でなかった除雪出動を判断する時間を決めた。

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【除雪路線の区分見直し】
 従来は道路の幅を重視して重要度を示す路線区分を1~3に分類していたが、今冬から都市機能の維持など路線の性格にによる分類に変える。これに合わせて特に重要な「特1種路線」という分類を新設。特1種路線の中でも病院や消防署の周辺を「重点路線」として24時間の交通を確保する。

特1種路線 救急病院、消防署などの周辺(重点路線)
国・県道を結ぶ路線、バス路線(幹線道路)
→異常降雪時も終日交通を確保
→異常降雪時の夜間を除き幅員を確保
1種路線 幹線に接続する地域内の重要な道路 幅員確保が原則だが、異常降雪時は1車線を確保し待避所を設置
2種路線 区画道路など機械除雪が十分にできる道路 1車線確保と待避所設置が原則だが、状況により一時交通不能もある
3種路線 地区内の区画道路など 1車線確保が原則だが、異常降雪時は一時交通不能もある

【除雪出動基準の見直し】
 これまでの除雪出動基準は原則として「車道の積雪10cm以上、歩道10~15cmに達したとき」とされていた。しかし例えば、早朝除雪を行いその後に10cm以上積もったときは再度出動するかどうかなどあいまいな点が多かった。このため今冬から出動の判断時間を午前2、7、11時、午後5時と定め、早朝、午前、午後、夜間の4つ時間帯で除雪を行う体制にした(詳しくは下の表の通り)。


2010年度上越市の除雪出動判断基準(クリックすると拡大します)

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具体的にどの路線が特1種かなどについては市は11月16日以降、町内会長らに説明し、詳しい図面も町内会長に提供するという。

このほか、地吹雪対応として市のホームページや防災無線などで各報道機関にも情報提供を行う。 短期間の異常降雪や豪雪時には、高田河川国道事務所内に国、上越地域振興局、市、ネクスコ東日本、県警などで情報連絡本部を設置。道路情報の共有や調整、協議を実施する。
本年度の市の車道除雪は延長1691.3km(昨年度比14km延長)、車道除雪車台数は334台(同7台増)。