上越ご当地グルメ「謙信勝負飯」6品紹介

「食によるまちおこし」を進めている上越青年会議所の地域産業・夢おこし委員会(米持利則委員長)は2010年10月5日、上越のご当地グルメとして売り出す「謙信勝負飯」の試食会を、春日山町3の謙信交流館で開いた。23、24日に開かれる「越後・謙信SAKEまつり」で販売を予定している6種類を食べ比べた。

6種類の「謙信勝負飯」
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「謙信勝負飯」は、謙信公の時代に武将が戦に行く前に飯に湯をかけて食べる「湯漬け」という風習があったことにちなむ。「お茶漬け」または、そのまま食べた後にだし汁をかける「二段食い」とすることや、上越産米を使用することなど、ゆるいルールを決めた。食材や味などは飲食店ごとに異なっても良いという。

5日行われた試食会には市内の飲食店4店から、6種類の「謙信勝負飯」の試作品が持ち寄られた。

松風園の「謙信勝負飯」
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中央5の松風園は、鯛茶漬け風の一品を提案した。酒とみりんとしょうゆに漬けた名立産の真鯛に、正善寺のミョウガ、かいわれ大根、キャベツの芽、白髪ネギ、糸唐辛子を乗せ、鯛の頭と骨でとった和風だしをかけた。

品和亭の「謙信勝負飯」
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吉川区の品和亭は、同店名物の鶏唐揚げを使って、ボリュームある一品に仕上げた。甘辛いしょうゆだれをかけた鶏ももの唐揚げに、ミツバやナス、オクラなどの季節の野菜、上越野菜のオニゴショウを使った南蛮みそ、ワサビを乗せた。鰹節でとっただしは、夏は冷たく、冬は温かくしたものをかける。

しおまねきの「謙信勝負飯」
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大町4の居酒屋しおまねきは、2種類を提案。1種類は、鶏がらを煮込んだとろりとしたスープにカツオだしを加え、彩り豊かな食用菊を入れてあんかけ風にし、しょうゆ漬けした刺身にかけた。もう一品は、福井県の特産サバのへしこ(サバのぬか漬け)を焼き、豆腐、マイタケ、ネギを加えてそぼろ風にし、緑茶をかけて食べる。

活等の「謙信勝負飯」
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本町5の肴や活等は、上越産のイカを使った2品を提案した。1品目はイカを酒粕とみそ、タマネギで炒めたイカみそに、ネギをたっぷり乗せた。2品目は、イカとタマネギのかき揚げを乗せた。いずれもアジとサバでとった温かいだしをかけて食べる。

6種類の「謙信勝負飯」を試食する米持委員長
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米持委員長は「どれを食べてもうまい。酒を飲んだ後のお茶漬け文化があってもいいのでは。馬上杯とセットで売り出したい」と話していた。

「越後・謙信SAKEまつり」では、食べ比べができるよう小ぶりの丼に入れ、1杯500円で販売する予定。

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