「レルヒさんカレー」3種類食べ比べ

日本スキー発祥100周年を記念して開発されたご当地カレー、「レルヒさんカレー」が誕生した。スキー場のある上越市、妙高市、湯沢町の3バージョンがある。2010年10月2日には上越市で完成発表会が開かれたので、3種類を食べ比べてみた。

色も味もまったく違う3種類の「レルヒさんカレー(左から妙高、上越市、湯沢町)
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1911年に日本で最初に上越市でスキー技術を伝えたのがオーストリアのレルヒ少佐。来年が100周年を迎えることを記念して「レルヒさん」のキャラクターが生まれた。ユーモラスなレルヒさんが描かれたカレーの箱は、上越市が茶色、妙高市が赤色、湯沢町が黄色を基調にデザインされており、カレーの色も箱の色と同じのが特徴。辛さはほぼ同じだが、味はまったく違う。

10月2日に行われた完成発表会での販売
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県観光局の提案をきかっけに実現したレトルト商品で、1人前200グラム入り。価格はいずれも550円。製造元はオリエンタル。今後、イベントや観光施設などで販売される。

業務用ソースも作られ、今後飲食店に登場する予定。使われている特産の食材と、味の特徴は次の通り。

レルヒさんカレー「上越市編」

(地場食材)岩の原ワイン、上越市産みそ、新潟県産牛、上越市産コシヒカリ米粉使用

レルヒさんカレー「上越市編」
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色は赤ワインや牛肉、みその色を象徴した濃茶色である。一口食べてみると、ビーフシチューやハッシュドビーフのように濃厚でビーフエキスのうまみが生きた味である。

ゴロンとした大きな牛肉(スジ肉)のかたまりも入っていて、なかなかゴージャス。

レルヒさんカレー「妙高編」

(地場食材)妙高ゆきエビ、大葉、かんずり、妙高市産コシヒカリ米粉使用

色は和風香辛料であるかんずりの色、赤色である。玉ねぎやジャガイモ、ニンジンのほか、大葉のみじん切りが入っている。かんずりの香りと大葉の香りが個性的。肉は妙高ゆきエビ入りの肉団子である。 

レルヒさんカレー「湯沢町編」

(地場食材)マイタケ、エリンギ、越後もちぶた、上善如水(日本酒)、南魚沼産コシヒカリ米粉使用。

名産のマイタケやエリンギの食感が楽しめるカレー。キノコに合わせた黄色いカレーである。

食材のあっさりした感じを生かすため、レトロな昔風のカレーに仕上げてある。