まとまった降雪で消雪用地下水の揚水量が増加し、地下水位が急激に低下し地盤沈下のおそれがあるとして県は2011年1月15日正午、「地盤沈下注意報」を発令し、上越市高田地区を中心とする規制地域に地下水の節水を呼び掛けている。注意報の発令は今冬初。
地下水位を観測する井戸は同市栄町と、同市本城町の2か所にある。15日午前10時時点で、基準値からそれぞれ6.08m、5.12mの地下水位低下が観測され、注意報発令の水準を突破した。
県と市は消雪用地下水を利用している業者に注意報発令を通知し、消雪設備の運転状況の点検などを要請。一般市民に対しても広報車を巡回するなどして周知し、節水への協力を求めている。