日の出前に高田29度 糸魚川は真夏日30.2度

上越市高田は2011年5月10日、日の出前の午前3時54分に今年最高となる29.0度を記録し、今年で2度目の夏日となった。糸魚川は午前1時5分に30.2度を記録し真夏日となった。新潟地方気象台は「この時期の日の出前にここまで気温が上がるのはめずらしい」としている。

同気象台によると、日本海に延びた前線に南から暖かく湿った空気が流れこんだ影響で気温が上昇未明から明け方にかけて気温が上昇した。この日の高田の日の出は午前4時44分で、この50分前に29.0度を記録した。

高田以外の上越地方でも日の出前に最高気温を記録。特に糸魚川は午前1時5分に30・2度を記録し真夏日となった。このほか能生は午前1時5分に29.6度。大潟では、午前2時25分に27.5度を記録した。

同気象台によると東西が山に囲まれ南に向かって平野が続く上越地域では、南側からの暖かい空気が吹き込んで、夜中に最高気温を記録することが時々みられるという。ただ気象台では「5月の前半のこの時期に、日の出前に30度近い気温を記録するのはめずらしい」と話している。

また前線の影響で高田では午前4時16分には瞬間最大風速24.2mを記録。日中は雨模様となり気温は14度前後まで下がった。