倒産情報 旧新井市の写真館すべてなくなる

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 妙高市東雲町の「株式会社 雲田写真館」が2011年5月9日、資金ショートを起こして行き詰まった。事後処理は弁護士に一任しており、今後は破産申請を予定している。東京商工リサーチ高田支店によると、負債総額は約8000万円が見込まれる。

同社は1955年に写真館として創業し、1978年5月に法人改組した。写真館のほかに写真用機材の販売や建設業者向けの写真現像を手がけたが、デジタルカメラの普及などにより取り扱い量は低迷していた。長野県内にフランチャイズの飲食店や直営の居酒屋を出店したが業績は伸びず、今年3月22日に社長が他界し事業継続が困難となった。

旧新井市街地には昔からの写真館が4店あったが、同館の行き詰まりにより、すべてなくなった。