場外舟券売場構想説明会 売上9億見込む

財団法人競艇振興センターと上越市は18日、上越市富岡のウイングマーケットセンター内に競艇の場外舟券場を設置する構想を、地権者で作るウイングマーケット運営協議会と地元町内にそれぞれ説明した。同財団が示した計画概要によると、場所はウイングマーケット内の手芸用品店跡の空き店舗を予定しており、年間売上は9億1000万円を見込んでいる。この日は同財団が舟券売場設置を想定している空き店舗の地権者は欠席したが、一部地権者は前向きな姿勢を示した。

計画概要によると名称は「前売場外オラレ上越」。場所はウイングマーケットの一角。
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面積は371.58平方m。1日平均336人の来場と1日の売上260万円を見込んでいる。営業日数は年間350日以内。開設予定は未定とされているが、関係者によると早ければ1年から1年半でオープンすることも可能だという。

ウイングマーケットには7の地権者がいる。ウイングマーケット運営協議会への説明会には、このうち5地権者が出席。同運営協議会の事務局を務め、地権者の1人でもあるパティオの多田新社長は個人的な意見として「ウイングマーケット全体の活性化や集客を考えても十分な施設なので前向きに考えている」と話した。

午後6時30分から開かれた地元住民への説明会には住民ら約40人が出席。「学校に近いが大丈夫か」「交通渋滞や子どもの安全が心配」などの質問が出たほか、「近隣住民にはどういうメリット、デメリットがあるのかをもっと聞いた上で判断したい」などの意見が出た。
市の担当者は「この説明会がすべてのスタート。市長は全市的な視点で決断すると言っている。今日はさまざまなご意見をうけたまわりたい」と説明した。

富岡公民館で開かれた住民への説明会
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↓場外舟券売場構想に関する2010年3月9日の記事
https://www.joetsutj.com/articles/51709653