上越市立水族博物館のアザラシとペンギン用プールの改修工事が完了し、隣のプールで仮住まいしていたアザラシ3頭とペンギン100羽をクレーンでつり上げる「引っ越し」作業が2010年3月19日、行われた。
作業にはアームの長さ25mの大型クレーンを用意。木箱の中にペンギンやアザラシを追い込み、空中高くつり上げた。ペンギンは4回に分け、重さ150kg前後もあるアザラシは1頭ずつ運んだ。
アザラシはなかなか木箱に入らず、職員らが4人で取り囲んで追い込むなど、必死の捕物帳を繰り広げた。約1分間の「空中散歩」を楽しんだアザラシとペンギンは、きれいに塗り替えられたプールの中で、さっそく泳ぎ回っていた。
新しいプールは、観覧席から動物が泳いでいる様子を見るための大型ガラスと支柱も交換された。
2009年11月から始まった改修工事の間、アザラシとペンギンは、イルカショーのときに使うマリンスタジアムで飼育、展示が行われていた。