大和上越店の屋上に神社とベルハウスが!

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2010年4月25日で閉店する上越市本町4の大和上越店の屋上に、真っ赤な鳥居の稲荷神社や、時報として使われたベルを収めた三角屋根のベルハウス、そして子供たちが喜ぶ遊具ががあったことを覚えていますか?

=動画あり=

大和の屋上はこれまで閉鎖されていましたが、本町コンシェルジュの田鹿圭太さんが本町商店街を案内する周遊ツアー「第6回本町めぐりツアー」の一環として、特別開放が許可されました。そのツアーの1回目が2010年3月6日に行われました。

参加者は屋上に上がり、小雨にけむる高田の市街地を眺め感慨無量。そして、一角にある赤い鳥居の稲荷神社に目を奪われました。ずいぶん大きく立派な神社です。

冬期間はご神体を取り外し屋内に入れておきますが、34年間の風雪に耐えた姿は風格があります。御神体の中をのぞくと、白いキツネが2匹鎮座しています。

屋敷神として企業のビルの屋上や工場の敷地内などにまつられているのはたいてい稲荷神社です。神社はこれまで大和の移り変わりを見守ってきたのでしょう。

もう一つ、ここの屋上で目立つのは三角屋根の建物。いったいなんでしょう。

実はベルハウスと言って、この中には教会のチャペルにあるような大きなベルがあるのです。どうやら、ベルは時報がわりに使われていたようです。どんな音がしたのか気になります。

さて、この屋上はどのように利用されていたのでしょうか。参加者の女性は「ここには幼児向けの遊具が置いてあって、子供を連れて遊びに来たものです。ブランコや滑り台があったと思います」と話していました。

大和上越店1階のショーウインドウに、閉店にちなんだ写真を展示していて、屋上でラジオ番組の収録が行われたときの写真があります。そこには大きなすべり台と、自動車の遊具らしいものが写っています。いろいろなイベントに使われていたのでしょう。

最後は、5階のレストランダイワで昼食です。参加者は窓際の席で景色を眺めながら、特別メニューのランチを味わいました。

ツアーは、3月13日、20日、27日にも行われます。(川村)