元上越市長の宮越馨氏(69)は2011年4月23日、上越市富岡の市少年野球場で開かれた幼年野球高田ジュニアリーグ統一開会式のあいさつの中で、「私ごとですが、今後は政治的観点を離れ……」と述べ、70歳で政治活動から区切りを付けることを表明した。
開会式の後、宮越氏は上越タウンジャーナルの取材に対し、「政治活動は70歳をめどに区切りにしたいと考えていた。東日本大震災の前は(70歳になる前の)夏ごろまでに総選挙がある可能性もあった。今後は、未来を託せる子供や人材の育成や、環境などのビジネスによる社会貢献、ビジネス支援に軸を置きたい」と述べた。
その上で「今後いろいろな活動をすると、周りから政治活動と結びつけて見られる。そのため、70歳で政治活動に区切りを付けることにした」と話した。
宮越氏は同リーグ会長としても、未来を託せる子供の育成に力を入れる。「成績上位チームをプロ野球の観戦に招待して学んでもらったり、東日本大震災で被災した野球チームを招待し、交流試合を行いたい」と述べた。
宮越氏は1941年(昭和16年)生まれで、今年9月14日に満70歳となる。