上越地域のツイッター議員

政治家のツイッターへの関心高まる

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鳩山由紀夫首相が 2010年1月1日、ミニブログサービス「Twitter(ツイッター)」の利用を開始したことから、政治家などにツイッターへの関心が高まっている。泉田裕彦新潟県知事は全国の首長でも早く始めているほか、上越地域でもツイッターを活用する議員が出てきた。

「ぽりったー」(http://politter.com/)によると、ツイッターをやっているのは、国会議員では民主党の逢坂誠二、斎藤恭紀 、村越祐民、自民党の小池百合子、みんなの党の柿沢未途ら42人。(2010年1月19日現在、以下同じ)

非常に早かった泉田新潟県知事

 首長では新潟県の泉田裕彦知事、湯崎英彦広島県知事、広瀬勝貞大分県知事ら13人。

泉田県知事は、2009年8月14日からツイッターを始めており、非常に早い。第一声は「お盆を利用して今日から始めました」。その後、「高校生の娘にTwitterを始めたのが早いと感心されました。ちょっとうれしいかも(^O^)」とのつぶやきも。現在、フォロワーは518人いる。

http://twitter.com/izumidahirohiko

地方議会議員では野上ゆきえ東京都議会議員、広田まゆみ北海道議会議員、加治木一彦大阪府議会議員、北山早苗長野県議会議員、長岡市の松井一男市議会議員など多数。

上越市の市議もつぶやく

上越市では滝沢一成市議会議員が 2009年12月12日から開始。同日は「政治家のつぶやきなんかきっと面白くないと思われているんだろうなと思いつつ、今日からtwitter仲間です。舞台のことなんかも書いていきましょう。よろしく」と、つぶやいた。今年1月14日には大雪について述べている。フォロワー数は125人。

http://twitter.com/isseytakizawa

元市議会議員では妙高市の丸山義忠さん(無所属)は、2009年10月23日から開始している。

まだ「ぽりったー」には登録されていないが、栗田英明上越市議が今年1月16日に始めた。「今日、TVで朝と夕方の2回、「ツイッター」についての番組があった。まだ全くイメージが湧かないが、とりあえず登録してみた」と第一声。

http://twitter.com/kachukuri

政治とツイッター

 ネット用語「Tsudaる」の語源ともなったメディアジャーナリストの津田大介氏の著書「Twitter社会論」(洋泉社)には、政治とツイッターについて次のように書かれている。

「ブログ時代は『メイン=マスメディア』と『サブ=ブログ』という明確な力関係があったが、ツイッター時代になり、両者は徐々にフラットな立ち位置に向かっている」

「ツイッターは、ネットメディアが本来的に持っている既存メディアへのカウンター機能をその高い伝播力と優れたリアルタイム性によって(ブログを)更に強力にしたサービスだ」

「多くのネットユーザーに対して『政治家を身近に感じさせ、政治への参加意識を高める』というツイッターの効能は、政治を変えるための『第一歩』としては十分な役割を果たし得るはずだ」

ツイッターで市民の政治への関心高まるか

 上越市議会では、数人の議員がその日のうちに自らのブログで審議内容などを書き込んでいる。ツイッター議員が増えれば、ケーブルテレビで中継されない委員会審議の模様なども、休憩中につぶやかれることがあるだろう。

まさに、どこの報道機関よりも早いわけで、市民の注目度も格段に高まりそうだ。また、有権者がツイッターを通じ議員と直接コミュニケーションを交わせるため、政治への関心が高まるはずだ。(川村)