室内パークをリニューアルオープン 上越アクティブスポーツ協会

上越アクティブスポーツ協会(小竹潤代表)は2020年8月、新潟県上越市富岡の上越ウイングマーケット内にある「アクティブスポーツパーク」のリニューアルを終え、グランドオープンした。設備を充実させたほか、事業を継続できるよう協会の運営体制も見直し、全国トップ規模の室内パークを目指して新たなスタートを切った。

1300平方mの広さを誇る「アクティブスポーツパーク」
20200807アクティブスポーツ協会リニューアルオープン1

スケートボードやBMX、スポーツクライミングなどの「アクティブスポーツ」を体験できる同パークは、公共の室内パーク設立を目指す同協会の仮拠点として2016年に開設した。協会幹事らがボランティアとして月数回の開放日を設けてきたが、パークを本格的な拠点とするため、施設のリニューアルと協会の一般社団法人化を決めた。法人化は今月中を目指しているという。

リニューアル作業は、新型コロナウイルスの影響で開放自粛していた3月9日から約4か月間、協会幹事らが中心となって実施。スケートパークを初心者優先エリア、ストリートエリア、アールエリアの三つに分け、新たに大型のセクション(構造物)を各エリアに配置するなどした。小竹代表(31)は「今までは小さなアイテムしかなかったが、全国的に見ても恥じないものができた」と胸を張る。

新設されたセクションには、高田城址公園の桜や日本海の夕日など上越市の自然が描かれている
20200807アクティブスポーツ協会リニューアルオープン3(予備)

インラインスケートやキックボードなどもできる初心者優先エリア
20200807アクティブスポーツ協会リニューアルオープン2

準備運動や待機をするスペースが広くなったボルダリングエリア
20200805-DSC_2118

8月5日、スケートボードをしていた高田農業高3年の女子生徒(17)は「セクションが多くなり色んな技に挑戦しようと思えてめっちゃ楽しい。(リニューアルの)前より通っている」と笑顔。インラインスケートをしていた有田小3年の女子児童(8)は保育園の頃から同パークに訪れているといい、「色々物や人が増えて、ボルダリングの所も広くなって楽しくなった」と話した。

開放自粛期間には、クラウドファンディングで改装費やテナント料を募り、目標の200万円を約11万円超える額が集まった。リニューアル後、利用料金は値上がりになったが、お得な定期券を新たに設けた。小竹代表は「非営利法人なので、収益が増えれば施設を良くするために使っていく。(利用者と)一緒にパークを作っていきたい」と語った。

開放日は以前より増やした。火木曜定休ほか、不定休あり。平日は午後5時30分から同9時30分まで。土日曜は午前10時30分から、午後4時までと同8時までの日がある。詳しくは協会のフェイスブックなどで確認できる。

関連記事

アクティブスポーツパーク