今年の高田本町を表す漢字は「躍」 上越高校書道部員が披露

今年の高田本町の世相を漢字一文字で表す「平成27年 本町の漢字」が、「躍」に決まった。2015年12月26日、新潟県上越市本町4のイレブンプラザで開かれた発表会で、上越高校の書道部員が、市民ら約50人の前で書道パフォーマンスを行い、漢字を披露した。

今年の本町の漢字は「躍」。上越高校書道部が力強く筆を走らせた
20151226今年の漢字S

高田本町商店街の活性化支援を目的に商店主などでつくる「高田本町まちづくり」が実施した。

漢字は12月5日から18日まで、同プラザの投函箱やインターネットなどで一般公募。122通の応募があり、約90種類の漢字が集まった。選定は、数が多い順ではなく、商店街関係者らが集まって今年の本町にふさわしい字を選んだ。選考では「賑」「華」「集」などが候補に挙がったという。

書道パフォーマンスは上越高校書道部員6人が実施。市民らの見つめる中、縦2.5m×横4mの和紙に堂々と文字を書いた。メッセージを書き添えたほか、絵の具で霧を吹きかけたり花を書いたりするなどして、色合いも鮮やかに仕上げた。練習期間はわずか1週間だったといい、大役を終えて部員らは「うまくいって良かった」と安堵の表情を浮かべていた。

同まちづくりの浅岡哲也さん(33)によると、今年の「越後・謙信SAKEまつり」で過去最高の入場者数を記録したこと、来年の本町のさらなる飛躍への期待などが、選定の理由だという。

本町3・4・5商店街振興組合連合会の大原荘一郎代表は「本町のにぎわいとさらなる飛躍のため、来年も商店街は一丸となって頑張っていく」と話していた。

「躍」の字は、12月29日から来年1月15日までイレブンプラザに展示される。

完成した書「躍」
書道部員S