上越妙高駅から無料バス 妙高市のスキー場へ1日3往復

北陸新幹線に乗って上越妙高駅へとやってきたスキー客を妙高市内各地のスキー場へと運ぶ無料シャトルバスが2015年12月26日、運行を開始した。来年3月21日まで、同駅から同市杉野沢の妙高杉ノ原スキー場までを1日3往復する。運行初日には、同駅で記念セレモニーが行われ、関係者らがテープカットを行った。

妙高市のスキー場へ運ぶ無料シャトルバスの第一便
20151226妙高シャトルバス2S

妙高市や同市観光協会などでつくる「妙高観光魅力創造協議会」(中嶋正文会長)が、観光庁からの補助を受け、導入した。

バスは12月26日から来年1月8日までの毎日と、1月9日~3月21日までの土日曜、祝日に運行する。途中で妙高山麓直売センターとまと、赤倉温泉、赤倉観光リゾート、ランドマーク妙高高原に停車する。

ダイヤは北陸新幹線の発着時間に合わせ、上越妙高駅から出る往路は午前8時45分発、正午発、午後1時10分発の3本を用意した。また、復路は同10時50分発、午後2時発、同3時20分発となっている。バスは1台で50人まで乗ることができ、定員を超えた場合は増便して対応する。

スノーボードを楽しもうと、東京都から北陸新幹線に乗って来たというカップルの女性(25)は、「駅から無料のバスがあるのはありがたい。彼氏がスノーボードをやるので一緒についてきた。私はスキーをやったことがないので、初挑戦したい」と笑顔で話していた。

同市観光商工課の早津之彦課長は「スキーに来られた皆さまには、スムーズにゲレンデまで行っていただける。大勢の方に無料シャトルバスの存在を知ってもらい、来年度以降の運行につなげていきたい」と話していた。

同市では、来年度以降の運行は本年度の利用状況を見て検討するとしている。シャトルバスの時刻表は同駅で無料配布している。

関係者によるテープカット
20151226妙高シャトルバスS