地元産の酒かすや雪室で貯蔵、熟成した食材などを使った新潟県上越市の新たなご当地ラーメン「雪むろ酒かすラーメン」の提供が、2019年2月2日から市内のラーメン店14店で始まる。ラーメン店と同市ものづくり振興センターによる “上越ならではの新たなご当地麺開発” で発案されたもので、「上越産の酒かす」「雪室食材」「トッピングに発酵食品と上越産の野菜や魚介類」を使用することが条件。雪室食材を使ったメニューが提供される「雪室グルメフェア」(雪室推進プロジェクト主催)の一環として行われ、各店が工夫を凝らして考案したオリジナルラーメンが味わえる。14店のラーメンを全て紹介する。
手打ちらーめん まるとく(下門前)
辛みそ大吟醸(鶏清湯) 880円
午前11時〜午後2時、午後5時30分〜同8時30分 火曜定休(祝日の場合は翌日) 025-512-6456
澄んだ鶏ガラスープに山本味噌(中央1)の雪室熟成みそ「ももとせ」を加えたみそラーメン。妙高酒造(南本町2)の大吟醸酒かすと生かんずりをあわせた特製辛みそを浮かすと香りが広がる。トッピングのチャーシューはしょうゆこうじに漬け込んである。通年提供。
宝来軒 総本店(大町4)
昭和つけ麺〜酒粕ポタージュ〜 880円
午前11時30分〜午後3時、午後5時30分〜同8時30分 木曜定休 025-523-3415
濃厚なスープは上越産の豆乳に雪室で甘みが増したジャガイモをすり入れ、あおき味噌(三和区)と越後味噌(燕市)の2種類のみそをブレンドしている。よしかわ杜氏の郷(吉川区)の酒かすパウダーを麺に練り込み、スープにも使用。かんずりと塩糀の土の香工房cotocoto(丸山新田)の「チリチリ塩糀」をのせたチャーシューとネマガリダケのトッピングも目を引く。通年提供。
ラーメンダイナー GOGO宝来軒(大豆1)
THEタンメン〜酒粕ジェノベーゼ〜 880円
午前11時〜午後3時、午後6時〜同11時 木曜定休 025-523-1750
酒かす入り特製ジェノベーゼ(バジルソース)を溶かして食べる異色のラーメン。丸山酒造(三和区)の「雪中梅」の酒かす入り塩スープはかすかに野菜の甘みも感じる。丼の底には「雪中梅」の酒かす入り香味油があり、食べ進むにつれ味の深みが増す。雪室熟成のショウガをトッピング。提供期間は12月〜4月下旬。
ラーメン金虎(富岡 パティオ内)
金虎酒粕つけ麺 和 910円
午前11時〜午後2時30分、午後6時〜同8時 水曜定休 025-520-8819
鮎正宗酒造(妙高市)の酒かすと数種類の魚介で作ったスープはコクがあり、雪室熟成のメギスの魚醤のキリッとした辛味もポイント。更に別添えの磯のりやワサビを加えると和風になるなど、味の変化も楽しめる。麺は平打ち麺。通年提供。
製麺工房・ジェラート工房WITHドリーム(五智2)
雪室酒かすみそラーメン 800円
午前11時〜午後3時 月曜定休 025-531-1005
スープは頸城酒造(柿崎区)の酒かすの風味が落ちないよう注文を受けてから一つ一つ作り、みそは赤みそと白みそを1対2の割合でブレンド。雪室野菜のタマネギやニンジンをはじめ、アスパラ菜などの野菜を多く使用している。管理栄養士が監修し、脂も少なめで体に優しいラーメン。提供期間は11月〜5月上旬。
たんぽぽラーメン(三和区神明町)
元祖雪室酒粕みそラーメン 850円
午前11時〜午後2時、午後5時〜同8時 火曜夜、水曜定休 025-532-2739
地元三和区の丸山酒造の「雪中梅」の酒かすを酒蔵から直送しスープに使用。魚介の風味も加わりコクが深い。ベースのみそも地元のあおき味噌と山本味噌(中央1)をブレンドしていて、食べると体がポカポカと温まる。かんずりに雪中梅の酒かすを混ぜた辛みそは別添えで。通年提供。
蒲公英拉麺YAMATO(大和5 フルサット内)
雪室酒粕みそラーメン(たんぽぽラーメンと同じ) 880円
午前11時〜午後2時、午後5時30分〜午後8時 水曜定休 025-530-7774
王華飯店(仲町3)
雪室酒粕白麻婆豆腐湯麺 900円
午前11時〜午後2時、午後5時〜同10時 木曜定休 025-525-9012
スープは雪室野菜のタマネギなどで抽出した透明な清湯スープをベースに酒かすや塩こうじを加えてコクを出した。上越産青トウガラシと山椒を効かせた自慢の白麻婆豆腐とあわせることであっさりとした中にもピリッとしびれる一杯。1月25日(予定)から通年提供。
麺屋あごすけ(下門前)
越後甘海老蝦醤麺 980円
(平日)午前11時30分〜午後2時30分、午後5時30分〜同9時(土日祝)午前11時30分〜午後3時、午後5時30分〜同9時
水曜定休(月により不定休あり) 025-545-3335
妙高産コシヒカリの米粉と池田屋酒造(糸魚川市)の酒かすでとろみを付けた濃厚な白湯スープに、日本海の甘エビをふんだんに使った特製甘エビソースをあわせた。トッピングのチャーシューは、タレに酒かすを使った肩ロースのレアと豚バラの2種類。提供期間は2月2日〜5月上旬まで(3月は昼のみ)。
麺屋 しょうじ(栄町)
旨辛味噌 980円
午前11時30分〜午後2時30分、午後6時〜同9時 月曜定休 025-526-5622
みそスープに妙高酒造(南本町2)の酒かすとメギスの魚醤を加えることでコクが増した。数十種類の素材をあわせた特製辛みそをスープに溶かすことでうまみが倍増する。麺は中太麺でスープとよく合う。2月2日から数量限定で提供開始。他の限定ラーメンを提供していない時のみの提供となる。
はな禅(中田原)
ハナと雪の城へⅡ 950円
午前11時〜午後1時30分 月、火曜定休 025-522-9255
動物性食品を一切使わず、スープは塩ベースにえのきのポタージュ、丸山酒造(三和区)の「雪中梅」と田中酒造(長浜)の「能鷹」の酒かすを加えた。麺は酒かすパウダーを練り込んだ平打ち麺。トッピングは雪室野菜のダイコン、ニンジン、ゴボウのほか、漬け床に酒かすを使った豆腐のみそ漬けも。2月2日から提供開始。提供は12〜5月上旬の金、土曜限定。
春紀(板倉区田井)
雪むろ酒かすラーメン 870円
午前11時30分〜午後2時 日、月曜定休 080-6504-4678
スープは牛骨と豚骨のダブルスープで、山本味噌(中央1)と鮎正宗酒造(妙高市)の酒かすを使用。刻んだ生ショウガと酒かすの効果で臭みだけが消え、濃厚なのにすっきりとした後味に。麺は酒かすパウダーを練り込んだこだわりのもちもち麺で、スープとの相性もいい。2月2日から提供開始。提供期間は10〜6月末。
比他棒(東本町3)
TAKADAブラック2019 990円
午前11時30分〜午後2時、午後5時30分〜同9時 月曜定休 025-520-7519
衝撃の黒いスープはイカ墨、中国たまりしょうゆ、黒マー油によるもの。塩ベースのスープには千代の光酒造(妙高市)の酒かすを使用することで、イカ墨や具材のイカ、アサリなどの魚介類の生臭さを消している。山椒とラー油もほどよく効く。雪室野菜のタマネギを具材に使用。2月2日から提供開始。通年提供。
龍馬軒(上中田)
甘えび担々麺〜酒かす仕立て〜 1100円
午前11時〜午後2時30分、午後6時〜同9時 月曜定休 025-526-7751
人気メニューのエビやゴマなどの濃厚な風味が特徴の担々麺に酒かすパウダーを加え、さらにコクを深めた。スープには上越産甘エビペーストを使用。数種類の香辛料を配合した自家製薬膳ラー油で味の変化も楽しめる。トッピングには雪室熟成の魚醤をかけて干した甘エビものる。2月2日から提供開始。提供期間は12〜5月末。