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田中弘邦さんの葬儀に1300人が参列

6か月前

全国特定郵便局長会(全特)会長などを歴任し今年4月11日に92歳で亡くなった上越商工会議所前会頭の田中弘邦さんの葬儀式が2019年5月29日、新潟県上越市の上越文化会館大ホールで行われた。政財界、郵政関係者など約1300人が参列し、強い責任感と揺るぎない意志で政治、経済などさまざまな分野に多くの功績を残した“上越政財界の重鎮”との別れを惜しんだ。

上越文化会館で葬儀式が執り行われた
田中さん葬儀

全国郵便局長会(全特)の山本利郎会長が葬儀委員長を務めた。祭壇には、山々や海を表現した青や白の花が、にこやかに談笑する田中さんの遺影を取り囲むように飾られ、僧侶による読経などが行われた。

来賓として、全特の青木進顧問(前会長)と元県知事の泉田裕彦衆議院議員、村山秀幸上越市長の3人が弔辞を読んだ。

泉田氏は、知事選出馬前に初めて面会した際の印象や知事時代を振り返り、県立武道館の上越への誘致について「関係者をまとめ上げた田中さんの卓越した手腕」とたたえ、「さまざま政策決定にあたりアドバイスをいただけたことは本当に幸せなことだった」と故人を悼んだ。

村山市長も、市長選初出馬の際に田中さんに声をかけられたことを振り返りながら、「人情深く、義理堅く、相談や頼まれごとは決して断らず、人の意見に耳を傾け、決めたことは実行に移す。豪放磊落さを持ち合わせながら人の心に寄り添う『優しさを内に込めた強さ』を私たちに示してくれた」と故人の人柄を偲んだ。

田中さんは20代で家業の造り酒屋を継ぎつつ、特定郵便局「谷浜郵便局」の局長を務めた。全特会長や郵便局長OBなどで作る「大樹全国会議」会長を歴任し、小泉内閣で進められた郵政民営化に反対した。2016年まで7期19年、上越商工会議所会頭を務め、北陸新幹線開業に向けた各種施策や上越火力発電所の建設工事など大規模プロジェクトを推進した。2009年の上越市長選では、副市長だった村山秀幸氏に立候補を要請するなど、上越政界の重鎮としても尽力した。また、上越市の三セクの社長や、上越観光コンベンション協会会長なども務めた。

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