上越地域屈指の規模を誇る新潟県上越市牧区の「ジャンボツリーイルミネーション」が今年も、同区柳島の牧商工会館前で行われている。木の老朽化などのため今年が最後の点灯となり、終了を惜しむ地域住民らが見納めに訪れている。2021年12月25日まで。
ジャンボツリーは、雪が降り閑散としがちな冬期にも同区に足を運んでもらおうと、牧商工会が1995年から毎年実施。同会館前にある高さ20mのメタセコイヤの木を活用して電球5000個ほどの装飾からスタートし、年々規模を大きくして現在は約2万5000個のLEDライトがカラフルに彩る。
区内外から多くの人が訪れる冬の風物詩として定着してきたが、木の老朽化や、来年度から同商工会が清里商工会と合併することなどから今年限りで終了することになった。
最後の点灯を盛り上げようと期間中、ジャンボツリーの写真を撮って応募すると、入賞した12人に同区協賛店で使える1万円分の商品券のほか、深山荘ペア宿泊券や米、どぶろくなどの賞品が贈られるフォトコンテストを開催。受賞作品は来年1月に発行予定の「牧区オリジナルカレンダー」に掲載される。
また応募者の中から抽選で30人に、協賛店で使える5000円分の商品券が当たる。応募方法などの詳細は同イベント公式ホームページで確認できる。
同商工会の山田裕樹主事(29)は「見た方の記憶に残るように心を込めて飾り付けた。気軽に見に来て、写真も撮って楽しんでもらえれば」と話した。
点灯時間は午後3時から同11時まで。観覧無料。同会館の駐車場約10台分を利用できる。問い合わせは牧商工会025-533-5070。