新潟県内におけるインフルエンザの報告数が国の示す警報基準を超えたとして県福祉保健部健康対策課は2019年1月16日、県内全域にインフルエンザ警報を発令した。
同課によると、今月7〜13日までの、定点観測している1医療機関当たりのインフルエンザ発生数値は、全県で31.12となり、国の示す警報基準の30を超えた。警報発令は前年比で1週早い。県内13保健所管内で最も高いのは新発田の45.25。次いで糸魚川の42.67と続く。上越は18.90で、警報基準には達していない。
上越市内の小中学校では複数の学校で学級閉鎖、学年閉鎖の措置が取られており、同課では「外出が必要な場合には、人混みを避け、外出後は手洗いを徹底する」「発熱、咳などのインフルエンザ症状のある人は、咳エチケットを守り、マスクを着用して行動する」など、インフルエンザの予防法や注意点を広く呼びかけている。