任期満了に伴う2021年10月31日の上越市長選挙に出馬を表明している前副市長の野澤朗氏(64)の事務所開きが7月21日、同市新光町1の事務所で行われた。後継指名はせず、公約などを見て判断するとしていた村山秀幸市長(72)が席上、野澤氏の支持を表明した。
支援市議団や国会議員、県議、経済界など約80人が出席した=写真=。
来賓としてあいさつに立った村山市長は「野澤さんの考え方を確認して、上越市の舵取り役は野澤朗さんしかいないと確信した。次の市長の座に押し上げてほしい」と支援を表明した。また自民党の高鳥修一衆院議員も「お話をお聞きして、この方なら安心して上越市長を任せられると確信した」と話した。
野澤氏は「村山市長が行財政改革によって築いたしっかりとした土台の上に新しい上越市を作り上げたい」と決意を語った。
野澤氏の後援会長に内山米六元上越市議、幹事長には前川秀樹氏が就任している。
次期市長選では、現職の村山秀幸氏(72)は立候補しないことを表明している。前回村山氏に惜敗した元市議の中川幹太氏(46)のほか、佐渡市の行政書士後藤浩昌氏(60)が立候補を表明。また、元市長で昨年の市議選でトップ当選した宮越馨氏(79)の動きも注目されている。
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