衆院選(10月10日公示、22日投票)に新潟6区から出馬する自民党前職の高鳥修一氏(57)の後援会は2017年10月8日、新潟県上越市下門前のリージョンプラザ上越コンサートホールで総決起大会を開いた。支持者ら約900人(主催者発表)が集まり、通算4期目の当選を目指して必勝を誓った。
集会は、高鳥氏が大漁旗とともにホール後ろから登場して始まった。壇上には自民党の県議団をはじめ、推薦している公明党の市議、上越市の村山秀幸市長、糸魚川市の米田徹市長、津南町の上村憲司町長、支援団体の代表らがずらりと並んだ。
自民党県連会長の塚田一郎参議院議員は「憲法違反だと自衛隊を認めない共産党の推薦を得て無所属で立候補するのが相手候補。この6区、故郷を守るのは高鳥修一しかいない」と支援を呼び掛けた。また、論客で知られる自民党の西田昌司参議院議員(京都府選出)も駆け付け、森友、加計学園問題などについて解説した。米田糸魚川市長は昨年12月の糸魚川大火の対応について「高鳥先生を通じて安倍首相から直接電話をもらい勇気が湧いた。しっかりと支えていただいたからできた」と高鳥氏支持を訴えた。
高鳥氏は、自民党対オール野党の一騎打ちとなる見通しの選挙戦を「相手候補のスタンスがよく分からず、非常に難しい選挙」とした上で、「安倍を倒すと言うが安倍を倒した後どうするのか。主義主張が違う人が集まっているが、どういう日本にするのか全くビジョンがない」と野党共闘を強く批判した。「今目の前にある危機は北朝鮮の問題で、暴走する北朝鮮に対応することができるのは自公安定政権しかない」と訴えた。消費税の使いみちの変更や地方の医師確保、医療福祉現場の処遇改善などの政策についても言及。また昨年12月の糸魚川大火についても「どんなことがあっても地元の皆さんを助けたいと首相に直訴した」と当時の対応を振り返った。
最後には「頑張ろうコール」で、参加者で士気を高めた=写真=。
衆院選新潟6区には高鳥氏のほか、無所属新人の梅谷守氏(43)が立候補を予定している。