井上冷菓、食堂大鵬、鳥まんなど 上越市内の「あの店この店」がカレンダーに

新潟県上越市在住のイラストレーター、ひぐちキミヨさんが同市内の飲食店を味わい深いタッチで描いた2021年の「あの店この店カレンダー」が完成した。「井上冷菓」(稲田2)、「パーラーオオタキ」(西本町3)、「七福食堂」(幸町)、「鳥まん」(西本町4)など12店が月替わりで登場する。

「井上冷菓」(稲田2)
IMG_7089-3

「パーラーオオタキ」(西本町3)
IMG_7077-2

ラーメン店や居酒屋、食堂など、ひぐちさんがなじみのある飲食店のイラストを描いた“お店”シリーズは毎年、大人気のカレンダーだ。古里を離れた人に郵送する人も多いという。

ほとんどが今年1年に描いた新作。アイスキャンディーとたい焼きが人気の“かぼちゃや”こと井上冷菓は、1本40円のアイスキャンディーをほおばる子どもと風で文字が裏返しになったのぼり旗が、ほのぼのとさせる。

「鳥まん」(西本町4)
IMG_7075

ギョーザや焼き鳥、おでんなどが大きなテーブルに並び、大人数で瓶ビールを注ぎ合う鳥まんのイラストは、新型コロナウイルスが流行しなければこの時期、あちこちの飲食店で見られたにぎやかな宴会の様子。長年、地元住民に愛され、惜しまれつつ11月末で閉店した「食堂大鵬」(昭和町2)は、トレードマークの緑色の屋根の自転車置き場やショーウィンドーも描いた。

「食堂大鵬」(昭和町2、2020年11月末で閉店)
IMG_7093-2

新型コロナの影響で飲食店は厳しい状況が続く。ひぐちさんは「カレンダーを見て行っていただき、お店が元気になってほしい」と話している。

カレンダーは、同市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマール1階イベント広場で12月15日まで開催している「ひぐちキミヨ ゆく年くる年」で販売している。A4判の壁掛け1200円(税込み)、ハガキサイズの卓上カレンダー1000円(同)。

会場にはこのほかに高田や直江津の街並み、ネコなどを描いた全5種類のカレンダーも販売している。時間は午前10時から午後6時まで、最終日は午後5時まで。郵送も可能で、送料は370円。メール(kimiyo.higuchi@gmail.com)で受け付けている。

新作カレンダーを手にするひぐちさん
ひぐちさんカレンダー