上越市が高田公園内に計画している(仮称)厚生産業会館の建設工事安全祈願祭が2015年12月23日、現地で行われた=写真=。多目的ホール、公民館、こども施設を備えた3階建ての複合施設で、2017年9月のオープンを予定している。
施設は高田公園の陸上競技場南側、高田図書館西側のプール跡地に建設する。敷地面積約1万8400平方m。延床面積は約5000平方m。3階建て、202台分の駐車場がある。多目的ホールは600席規模で客席を移動して平土間としても使える。こども施設は幼児向けのプレイルームや授乳室、公民館には陶芸室、調理室などを備える。
安全祈願祭には市や建築工事を担当する植木・田中・久保田共同事業体など施工業者、町内会長ら合計約60人が出席した。村山秀幸市長は「子育て、生涯学習、芸術文化などの分野で多くの人に役立ててもらうとともに、語らいの場、いこいの場、出会いの場として活用できる交流施設としたい」と話した。
同施設建設は村山秀幸市長の公約で、2011年度から、有識者による会議や利用者によるワークショップ、市民フォーラムを通じて検討を重ねてきた。
建設費は総額で約28億9500万円。国の交付金や合併特例債を活用するため、市の実質負担は約4億9100万円。年間のランニングコストは、3500万円程度としている。
施設は2017年7月の完成予定で、その後引っ越しなどを経て同年9月のオープンを予定している。
関連記事
このほかの記事はこちら。