ゆべし「くりみちゃん」販売開始 上越市の三和商工会開発の土産物

新潟県上越市三和区の三和商工会(西山薫会長)は同区の新たな土産として、和菓子の「くりみちゃん」をこのほど開発し、販売を開始した。商品は「三和区のお土産を作るプロジェクト」で春先に登場した「栗の甘酒」を使った「ゆべし」。同商工会会員の「御菓子処 ほそ山」(細山剛社長)が製造しており、同市平成町の「御菓子処 ほそ山平成町店」で販売している。

くりみちゃん
三和おかし単品

同区北代で生産されたクリをはじめ、こうじを使い、まろやかに仕上げた「栗の甘酒」の新たな活用法を探すため、今回和菓子作りに取り組んだ。

「くりみちゃん」は「栗の甘酒」をはじめ、栗の甘露煮のほか、隠し味に酒粕を使用した。試作を重ね完成した商品はやわらか食感が特徴。栗の甘露煮を入れることで、食感にアクセントを出した。製造者の細山さんは「『栗の甘酒』だけでは味がなかなか表に出てこなかったが、酒粕を使うことでコクや風味が増した。幅広い世代から好んでもらえる味に仕上がったのでは」と話し、「お茶うけとして気軽に味わっていただければ。お子様のおやつにもどうぞ」としている。

「くりみちゃん」は通常価格は100円だが、しばらくは90円の特別価格で販売する。販売場所は同市平成町の「御菓子処 ほそ山平成町店」のみ。営業時間は午前9時から午後6時30分。

問い合わせは三和商工会025−532−2192。

菓子処ほそ山平成町店の場所