中川幹太氏が拡大選対会議 全世帯訪問終え来月に総決起大会

任期満了に伴う2021年10月31日の上越市長選挙に出馬を表明している元市議の中川幹太氏(46)は7月25日、同市土橋の市民プラザで拡大選対役員会を開き、約3か月後の投票日までの活動などを確認した。

中川氏の後援会役員約50人が出席。最初に後援会長の秋山三枝子県議が「残すところあと3か月。選対の皆さんが、わくわくしながらとてもいい雰囲気でうねりを作り出している」と話し、今後も精力的に活動するよう呼びかけた。

中川氏の後援会の拡大選対役員会 DSC_6087

中川氏は2017年の前回選挙で草の根の選挙運動を展開し、市内約7万4000世帯のうち約5万世帯を訪問。今回も引き続き訪問活動を実施しており、全世帯訪問をほぼ終えたという。会議では、今後も重点的な個別訪問や街宣、辻立ちなどを続けることや、8月22日に開催予定の総決起大会への段取りなどを確認した。

中川氏は「熱気を持った方々が集まってくれて感動している。相手陣営は連合艦隊で呼びかければ人が集まるのかもしれないが、本当に世の中を変えていくのは情熱。集まったところに熱があるか思いがあるかだ。この後援会にはすごく熱いものがある」と話した。また「この20年は失われた20年。業界団体が応援して上越市がどこへ行くか示さず、新しいことをしないでだらだらと進んできたのがこの20年」と批判し、「人は希望や夢、明るい未来がなければ生きていけない。子や孫にどういう未来を残していくかをきちっと示し、財政は厳しいが投資しなければならない」と話した。

決意を語る中川氏 DSC_6101

次期市長選では、現職の村山秀幸氏(72)は立候補しないことを表明している。中川氏のほか、前副市長の野澤朗氏(64)、佐渡市の行政書士後藤浩昌氏(60)が立候補を表明。また、元市長で昨年の市議選でトップ当選した宮越馨氏(79)の動きも注目されている。

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