日没で妙高山から下山困難に 4人家族を無事救助

妙高警察署によると、2021年7月24日午後8時頃、新潟県妙高市の妙高山へ登山に出掛けていた4人家族から、日没のため下山できなくなったと110番通報があった。警察と消防が出動し、翌午前0時35分に無事下山した。4人にけがはなかった。

救助されたのは、50代男性と40代女性の夫婦と、その息子の10代男性2人。4人は海外在住だが、夏休みを利用し上越市に滞在していたという。

4人は24日午前10時頃に燕温泉の登山口から登山を開始し、妙高山登頂後、上りとは異なるルートで燕温泉を目指して下山を始めた。落石のある道を迂回するなどしていたところ、想定よりも下山に時間がかかり、ライトなど夜の装備を用意していなかったことから、登山口まで約1時間の惣滝付近から携帯電話で救助を要請した。

同署では「特に初めて登る山では十分な装備と日程の余裕を持って臨んでほしい」と呼び掛けている。