上越市議会議員が同市議会の公式ビジネスチャットツールを使い、来月の市長選について特定の陣営への支援を求めるメッセージを複数の議員に送っていたことが2025年9月16日、分かった。ツールの利用料は全額公費で負担されており、複数の議員から疑問の声が上がり、議長の指示を受けた議会事務局長がこの議員に注意した。
滝沢一成議員(68)が9月9日に複数の議員に送信した。同市長選への立候補を表明している小菅淳一氏と後援会幹部2人の連名で、来月の市長選について「この選挙を他陣営より有利に戦うには市議会議員の皆様の力強いお支えが不可避であります」などとして、集会への参加など支援を求める内容だった。
市議会のビジネスチャットは、議会活動での連絡や調整などのため2022年度に導入された。利用料は議員1人当たり年額約1万円で、全額公費で支払われている。
メッセージを受信した議員の1人は「市議会の公式連絡ツールを市長選に使うのはどう考えてもおかしい。公私混同だ」、別の議員は「選挙を特定して支援を求めており、どう見ても事前運動だ。公選法に抵触する可能性もあるのではないか」と話した。
滝沢議員は上越タウンジャーナルの取材に対し「私個人の判断でやったことで、軽率だった。深く反省している」と話した。
10月26日投開票の上越市長選には、現職の中川幹太氏(50)、元市長で市議の宮越馨氏(84)、元外交官の小菅淳一氏(73)、市議の丸山章氏(70)、市議で元議長の石田裕一氏(62)、元参議院議員の風間直樹氏(58)が立候補を表明している。
