新潟県上越市下門前の上越科学館に、化学に触れられる体験型の新展示「元素シューター」が加わった。物質との関わりや2種類以上の元素で構成される化合物について、遊びながら学べる。

新展示は市がふるさと納税を活用し、子どもの多様な学習機会の充実のため整備。2025年12月から利用できるようになった。同市中郷区に二本木工場を構える化学メーカーの日本曹達(本社東京都)からの寄付4000万円と、一般からの約50万円が充てられた。
元素シューターは98インチモニター2台とシューター2台などでつくられ、プログラムは同館の永井克行館長(68)が監修した完全オリジナル。118個ある元素の形状や含まれている身の回りの物を周期表と写真で紹介する「元素を学ぼう」と、化合物を構成する元素を周期表から探すゲーム形式の「化合物を学ぼう」の2モードがある。

化合物を学ぼうでは、約30問の中からランダムで6問が出題され、制限時間内に回答する。ポイント制で2人まで対戦できる。正解すると表示される解説では、フッ化ナトリウムは虫歯を防ぐ働きがあることや、炭酸カルシウムはチョークに含まれていることなど、元素を身近に感じられる説明にこだわったという。

永井館長は「自分の体も宇宙も構造は元素でできていると知って、化学に興味を持ってほしい。上越の化学技術普及に協力できれば」と話している。
展示は2階Eゾーンで、対象は小学校高学年からを想定している。