上越信金が環境にやさしい1人乗り電気自動車 本店など3店舗に導入 

脱炭素化に向けて各種取り組みを推進する新潟県の上越信用金庫(日馬直一理事長)は、トヨタ車体の1人乗り超小型電気自動車「コムス」3台を導入した。2025年6月12日、有田支店で納車式が行われ、集まった職員たちにお披露目された。

導入された1人乗り超小型電気自動車「コムス」

電気自動車の導入は化石燃料の使用量削減と温室効果ガスの排出抑制が目的。同信金では、すでに電気自動車2台を導入しているが、今回は小回りが利く1人乗りのミニカーをリース契約した。

日馬理事長(右)に新潟トヨペット上越店から鍵が手渡された

コムスは第一種原動機付自転車で、運転には普通運転免許が必要。最高速度は時速60kmで、シートベルトの着用義務がある。100Vアース付きコンセントで充電ができ、約6時間で満充電となる。1回の充電費用は約159円で約57km走行が可能。動力が100%電気のため、走行中、CO2は排出しないので環境にやさしく、車検、車庫証明、重量税が不要で、維持費を抑えられるという。

 

操作方法などの説明を受ける職員たち

車両は本店、はれまち支店、有田支店の3店舗に1台ずつ配備され、職員たちが営業活動などで利用する。納車した新潟トヨペット上越店社員が操作方法などを説明後、各店の職員が実走した。はれまち支店の職員は「加速は非常に滑らかで音も静か。操作も複雑ではない」と感想を述べた。

乗り心地を確かめる職員

日馬理事長は「バイクを苦手とする職員たちが抵抗なく乗れると思うし、住宅地でも活動しやすくなるのではないか。今後、電気自動車を数台導入できれば」と話した。