居心地の良い食堂に 東京の人気店「ハンバーグ&グリルYUKIMI」上越市大町3にオープン

新潟県上越市大町3の大町通りに2024年11月、町家を改装したハンバーグとステーキの専門店「ハンバーグ&グリルYUKIMI(ユキミ)」がオープンした。無添加食材にこだわった手作り料理で、日常を彩る心地よい時間を提供する。

店を営む新保正行さん、三重子さん夫婦

同市出身の新保正行さん(71)が、妻の三重子さん(65)と東京都世田谷区で5年ほど営んでいた同店をUターンを機に移転した。正行さんは、実家がある大町通りに昨年カフェが開業したことを知り、「(上越に)戻ったら仕事は引退する気だったが、自分ももうちょっとやろうかな」と思い立ち、空き家だった実家を店舗に改装した。

町家の梁を残した吹き抜けの店内

2人用と4人用テーブルを二つずつ、計12席を用意

明るい吹き抜けに古材の温もりが伝わる店内では、国産牛のロースステーキや、ステーキと同じ部位の肉を使ったハンバーグなどを提供する。和牛と乳牛の交雑牛を使用するため、和牛のうま味とさっぱりとした食感が特徴で、直火焼きのハンバーグははしで切れる柔らかさ。長年さまざまな飲食店のメニュー開発に携わり、知識豊富な正行さんが作るフォン・ド・ヴォーを使ったソースやデミグラスなど、8種類のソースを用意する。ビーフシチューやハヤシライス、プリンなどのデザートも全て手作りだ。

フォン・ド・ヴォーを使ったグリーンペッパーソースのハンバーグ(160g1280円〜。写真は同店提供)

ザブトンやロースの芯を使った国産牛ロースステーキ(120g2480円〜。写真は同店提供)

接客を担う東京出身の三重子さんは「(上越は)温かい人が多く、近所の方も開店を喜んで来てくれた。気軽に入ってもらえる店にしたい」。正行さんは「うちはフレンチのようなコース料理ではなく、基本はセットで提供する“食堂”。居心地が良ければいい」と笑いながら、目指す店の姿を語った。

自家製洋梨アイス(530円)。果物は旬により変わる(写真は同店提供)

電機店「きたじま」に隣接する

住所は大町3-3-24。営業は午前11時30分〜午後2時30分(ラストオーダー午後2時)、午後5時30分〜同9時(同午後8時)。月、火曜定休。予約推奨、テイクアウトもあり。駐車場は店から右斜め向かいのホクヨウ駐車場に2台分あり、ほかの駐車場を利用した場合は食事代金が100円引きとなる。予約、問い合わせは025-542-0522。最新情報は同店のインスタグラムまで。