上越市出身バンド「My Hair is Bad」のMVに新井駅 ニューアルバム地元歌った曲も

マイヘアの愛称で親しまれる新潟県上越市出身の3ピースロックバンド「My Hair is Bad」の新曲「時代」のミュージックビデオ(MV)に、えちごトキめき鉄道の新井駅が登場している。メンバーたっての希望で同駅で撮影され、“地元民”にとって見慣れたホームや電車と共に演奏する姿が収められている。

えちごトキめき鉄道新井駅のホームに立つメンバー(「時代」MVより)

マイヘアはギター・ボーカルの椎木知仁(しいきともみ)さん(32)、ベース・コーラスの山本大樹さん(33)、ドラムスの山田淳さん(32)の3人組。同級生同士で、椎木さんと山田さんが県立高田商業高、山本さんが同高田北城高在学中の2008年にバンドを結成し、2016年にメジャーデビューした。「時代」は2024年7月31日、2年3か月ぶりにリリースされた6作目のアルバム「ghosts」の収録曲で、椎木さんが今の赤裸々な気持ちを表現した楽曲となっている。

新井駅のホームや改札などが映る(白黒写真は「時代」MVより)

妙高市栄町の新井駅構内で撮影されたMVには、改札やホーム、跨線橋などの風景、大規模な照明を設置して演奏する様子も登場し、ファンから「聖地」として人気を集めそうだ。えちごトキめき鉄道によると、「思い入れのある地元の駅で撮影したい」と当初は上越市の高田駅を提案されたというが、周辺環境を考慮した結果、隣りの市の新井駅で実現した。撮影は7月19日、セッティングを含め昼過ぎから午後9時頃までの半日掛かりで行われた。

ホームで演奏する姿も(同)

アルバムには「時代」のほか、映画「クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」の主題歌として書き下ろした「思い出をかけぬけて」、第96回センバツMBS公式テーマソングの「太陽」、地元を思い歌った「猫の耳」など全13曲を収録。初回限定盤にはインディーズ時代にリリースされ廃盤になっている、2015年に「上越EARTH」で開催されたツアーファイナルライブの映像も復刻収録されている。

9月からは全国26か所、28公演のツアーを開催している。県内は新潟市で12月11、12日の2日間行われる。

6作目のアルバム「ghosts」のジャケット(事務所提供)

椎木さん「地元のバンドとして頑張る」

アルバムの収録曲や上越への思いについて、作詞作曲を手掛ける椎木さんに聞いた。一問一答は次の通り。

ー新井駅でMVが撮影された「時代」はどういった楽曲か

椎木 時代は今の僕の赤裸々な気持ちを詰め込みました。このごろある程度生活が安定してきて、思うようにいかないこともなぜか受け止められるようになってきました。それは「仕方ないか」という気持ちに似ています。「諦めてしまった」にも近いのかもしれないけど、僕的にしっくりくるのは「そんな自分も愛せるようになった」という言語化です。人生が安定することに不安を感じる瞬間ももちろんあるけど、もっと当たり前の日々やそのままの自分を愛せるんじゃないかな?と今は思っています。

ー「時代」のMV撮影地として地元の駅を選んだ理由やコンセプトは

椎木 時代の映像は演奏シーンに特化している方がいいなとは思っていました。ミーティングの中で「地下鉄の駅で演奏しているのはどうだろう?」という案があって、その無機質さ、列車や人工物の色味がかっこよかったので賛成しました。そこから曲の内容などをくんでいって地元の駅で撮影することになりました。えちごトキめき鉄道さんと一緒に仕事できたのはとっても感慨深かったです。大雨の中、協力していただいてありがとうございました。

ー「猫の耳」の歌詞に地元や雪など上越を連想させるワードがあるが

椎木 あの曲のオケ(歌以外の部分)を作った時、「曇天」が浮かびました。曇り空の上越の街や雪の日の静けさ、亡くなった先輩や今までのことに想いを馳せて、思い出を成仏させていくような気持ちで作りました。僕もいつか死んでしまうけど、「何度もここに来ると思うよ」って本当に思ってます。

ー地元のファンへメッセージを

椎木 ますますMy Hair is Badらしい作品ができたと思っています。上越で出会い、結成して活動し、いまは上越を飛び出して日本中で活動しています。それでもしょっちゅう上越に帰ってきていますので、これからも地元のバンドとして頑張ります。いつもありがとうございます!

 

www.myhairisbad.com